この記事では、映画『きみに読む物語』を鑑賞した感想を書いています。
ネタバレを含んでいるので、「具体的な内容はまだ知りたくない」という場合は、あらすじまで読んで戻るボタンを。
『きみに読む物語』を観た個人ブログの映画レビューを読んでみたい場合は、先に進んで読んでみてくださいね。
映画『きみに読む物語』の基本情報
作品名 | 『きみに読む物語』 |
原題 | The Notebook |
原作小説 | The Notebook |
原作著者 | ニコラス・スパークス |
映画監督 | ニック・カサヴェテス |
脚本 | ジャン・サルディ、ジェレミー・レヴェン |
音楽 | アーロン・ジグマン |
撮影 | ロバート・フラッセ |
配給 | ギャガ |
製作国 | アメリカ |
タイプ | 洋画 |
上映時間 | 123分 |
公開日(日本) | 2005/2/5 |
映画『きみに読む物語』の登場人物・キャスト
登場人物 | キャスト | 日本語吹替 |
---|---|---|
ノア・カルフーン | ライアン・ゴズリング | 内田夕夜 |
アリー・ハミルトン | レイチェル・マクアダムス | 坂本真綾 |
デューク | ジェームズ・ガーナー | 勝部演之 |
アリー・カルフーン | ジーナ・ローランズ | 有田麻里 |
アン・ハミルトン | ジョアン・アレン | 野沢由香里 |
ロン・ハモンド | ジェームズ・マースデン | 森川智之 |
フランク・カルフーン | サム・シェパード | 納谷六朗 |
フィン | ケヴィン・コナリー | 河本邦弘 |
ジョン・ハミルトン | デヴィッド・ソーントン | 中村秀利 |
サラ・ツフィントン | ヘザー・ウォールクィスト | - |
マーサ・ショウ | ジェイミー・ブラウン | - |
エスター | スターレッタ・デュポワ | - |
映画『きみに読む物語』のあらすじ
『きみに読む物語』は、深く感動的で、心に残るラブストーリーです。
物語は、アルツハイマー症を患い、過去を思い出せない老女アリーと、彼女のそばで優しく物語を読み聞かせる老人デュークの姿から始まります。
当時17歳のアリーは、夏休みに家族と訪れた町で、製材所で働く青年ノアに出会います。
彼に一目惚れしたノアは、彼女を映画デートに誘い、次第に2人は互いに惹かれ合っていきます。
しかし、アリーの両親は彼女の将来を案じ、2人の関係に反対します。
その後、ノアは365日毎日アリーに手紙を書きますが、彼女のもとには一通も届きません。そして、第2次世界大戦が始まります。
戦争が終わり、大学生になったアリーは裕福な弁護士ロンと婚約します。
一方、徴兵されていたノアは戦後、父親から受け継いだ古い屋敷の改造に励みます。
アリーはノアに会いに行き、互いへの強い感情が再燃します。
しかし、アリーは母親の説得とノアからの手紙を知り、葛藤することになります。
映画『きみに読む物語』の予告編動画
映画『きみに読む物語』の感想
『きみに読む物語』は、ただのラブストーリーとは一線を画す、深く心に響く作品です。
物語は老人ホームで始まり、デューク(ノア)が認知症になったアリーへと読み聞かせる形で進行します。
これがただの回想ではなく、彼らの愛の記憶を取り戻すための手段となっているのです。
映画の中で特に印象深かったのは、ノアとアリーの初恋のエピソードです。
17歳の夏、刹那的で燃え上がるような恋は、まさに青春そのもの。
しかし、彼らの恋は障害に満ちていました。
身分の違い、親の反対、さらには時代の波に翻弄されながらも、ノアはアリーへ365通の手紙を送り続けるという、献身的な愛を見せます。
彼の「What do you want?」という問いかけは、アリーだけでなく、私たち視聴者にも自分自身の願望を問い直すきっかけを与えます。
また、映画のオープニングシーンでの夕陽をバックにしたボートの漕ぎ出しは、映像美としても際立っています。
このシーンは、映画全体のトーンを設定し、観る者を物語の世界へと誘います。
デュークとアリーの老後の姿もまた、深く感動的です。
デュークが認知症のアリーに、彼女自身が書いたとされる彼らの物語を読み聞かせるシーンは、忘れ去られた記憶との戦いを表していて、愛の力がいかに偉大であるかを物語っています。
アリーの病状は彼女の記憶を奪っていくのですが、デュークの不屈の愛と忍耐によって、彼女の記憶は一時的にでも戻ってくるのです。
この二人の間にある絆の強さに、心打たれずにはいられませんでした。
この映画は恋愛だけではなく、人生の選択や時間の価値についても考えさせられます。
愛の真意、人間関係の深さ、そして時間の経過とともに変わる人生の価値観について、観る者それぞれに異なる感想をもたらすでしょう。
まとめると、『きみに読む物語』は愛する人との時間をどのように過ごし、記憶していくかについて、深い洞察を与えてくれる映画です。
一瞬一瞬の恋愛のエネルギー、忘れられない思い出、そして愛の真価を、映画は美しく描き出しています。
観る者に愛し愛されることの素晴らしさを再認識させる、感動的な作品と言えるでしょう。
映画『きみに読む物語』はこんな人におすすめ
『きみに読む物語』は、深い愛情の物語を求めるすべての人におすすめの映画です。
特に、純粋な恋愛のエネルギーと、時を超えた愛の力を信じる人にはグッとくること間違いなし。
また、若い時の燃えるような恋愛と、老後も変わらぬ愛を見守りたい人にも、この映画は心に響くはずです。
現実の日常に疲れ、心温まるストーリーで癒やされたい人にも『きみに読む物語』はぴったりです。
この映画は若き日の刹那的な恋愛と、年を経ても変わらぬ愛情を描いており、観る者に新たな視点を与えてくれるからです。
また、認知症というテーマを通して、忘れられない愛の記憶との戦いを描くことで、人間の感情の奥深さを感じさせます。
恋愛映画が好きな人はもちろん、心に残るラブストーリーを求める人、日々の忙しさから少し離れて、愛の物語に浸りたい人にも、この映画はおすすめです。
『きみに読む物語』は愛の多面性を描き、人生の豊かさを再発見させてくれる、まさに心に残る作品です。
【まとめ】キュンキュンしたいなら『きみに読む物語』の恋愛映画を観るのがおすすめ
『きみに読む物語』は、心を揺さぶる恋愛映画を求める方にぴったりの作品です。
この映画は、単に恋愛の甘美さだけでなく、時を超えた深い愛の力を描いています。
17歳の夏に始まるノアとアリーの情熱的な恋愛は、若き日の輝きと切なさを感じさせてくれます。
映画を通じて、彼らの恋がどのように年月を経ても変わらずに続いていくのかを見ることができます。
この映画は愛の真意を探る深い洞察を与えてくれます。
認知症を患ったアリーに対するデューク(ノア)の無償の愛は、愛情の偉大さを感じさせ、心を揺り動かすものがあります。
映画中でノアが問いかける「What do you want?」という言葉は、自分自身の真の願いと向き合うきっかけにもなるかもしれません。
美しい映像と心地よい音楽に包まれながら、恋愛の切なさ、喜び、そして愛の深さを存分に味わうことができるでしょう。
『きみに読む物語』は、キュンキュンしたい人だけでなく、心に残る感動的なラブストーリーを求める人にもおすすめです。
この映画は、愛し愛されることの素晴らしさを再認識させ、日常から一歩離れて、愛の物語に浸る絶好の機会を与えてくれます。
恋愛映画の中でも際立つ、感動的で深いメッセージを持つ作品です。