この記事では、映画『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』を鑑賞した感想を書いています。
ネタバレを含んでいるので、「具体的な内容はまだ知りたくない」という場合は、あらすじまで読んで戻るボタンを。
『アバウト・タイム』を観た個人ブログの映画レビューを読んでみたい場合は、先に進んで読んでみてくださいね。
映画『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』の基本情報
作品名 | アバウト・タイム~愛おしい時間について~ |
原題 | About Time |
映画監督 | リチャード・カーティス |
脚本 | リチャード・カーティス |
音楽 | ニック・レアード=クロウズ |
撮影 | ジョン・グレセリアン |
主題歌 | 『The Luckiest』ベン・フォールズ、『Into My Arms』ニック・ケイヴ |
配給 | Synca/パルコ |
製作国 | イギリス |
タイプ | 洋画 |
上映時間 | 124分 |
公開日(日本) | 2014/9/27 |
映画『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』の登場人物・キャスト
登場人物 | キャスト | 日本語吹替 |
---|---|---|
ティム | ドーナル・グリーソン | 亀田佳明 |
メアリー | レイチェル・マクアダムス | 渋谷はるか |
ティムの父 | ビル・ナイ | 伊藤和晃 |
キャサリン(キットカット) | リディア・ウィルソン | 堀井千砂 |
ティムの母 | リンゼイ・ダンカン | 高島雅羅 |
デズモンド叔父 | リチャード・コーデリー | 金子由之 |
ローリー | ジョシュア・マクガイア | - |
ハリー | トム・ホランダー | 丸山壮史 |
シャーロット | マーゴット・ロビー | 甲斐田裕子 |
ジェイ | ウィル・メリック | - |
ジョアンナ | ヴァネッサ・カービー | - |
ジミー | トム・ヒューズ | - |
映画『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』のあらすじ
主人公のティム・レイクは、イギリスの美しい海辺の町に住む普通の青年です。
彼の21歳の誕生日に、父から驚くべき家族の秘密が明かされます。
レイク家の男性には代々タイムトラベルの能力があるのです。
この能力を使い、ティムは理想の恋愛を見つけ、人生を豊かにすることを決意します。
ロンドンでの新生活では、ティムはチャーミングなアメリカ人女性、メアリーと出会います。
しかし、タイムトラベルが引き起こす思わぬ出来事により、二人の関係は複雑になっていきます。
一方で、ティムはタイムトラベルの限界と家族に起こる様々な出来事を通じて、人生の本質と愛の意味を深く理解していきます。
映画『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』の予告編動画
映画『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』の感想
『アバウト・タイム』は、ただの恋愛映画ではなく、人生の本質に深く切り込む作品です。
タイムトラベルという特別な能力を持ったティムが、愛と人生の意味を探求する旅に出ます。
この映画は、見る者に1日1日を大切に生きることの重要性を教えてくれます。
物語の始まりでは、ティムが彼の特別な能力を使い、愛を探し求める様子が描かれます。
この時点でのティムは、まだ何が本当の幸せかを知らない若者。
しかし、彼の旅は徐々に深みを増し、愛する人との貴重な時間の価値を理解していきます。
特に心に残ったのは、父との最後の瞬間を過ごすシーンです。
そこには、タイムトラベルを超えた深い家族の絆と、人生の儚さが描かれていました。
この映画は、観る者に様々な感情を呼び起こします。
笑いあり、涙あり、そして心温まる瞬間が満載です。
特に、ティムとメアリーのロマンチックな関係は、まるで春のそよ風のように爽やかで心地良い。
しかし、この映画の真の魅力は、恋愛を超えて人生そのものの美しさを描いている点にあります。
結婚式のシーンは、特に印象的です。
雨の中で行われたそのシーンは、人生が常に予測可能でないこと、そして時には不完全な美しさを持つことを象徴しています。
メアリーの言葉、「私たちの人生も同じ。いろんな天気のときがある。楽しんで!」は、人生を前向きに受け入れることの大切さを教えてくれます。
『アバウト・タイム』は、タイムトラベルという非現実的な要素を通じて、非常に現実的なメッセージを伝えます。
それは、「どんな日でも、その瞬間瞬間を大切に生きること」です。
ティムが最終的に気づくのは、特別な能力を持つことよりも、日々の小さな幸せを見つけ出し、愛する人との時間を心から楽しむことの方がずっと重要だということです。
この映画は、私たちに日常の美しさを思い出させ、毎日をもっと大切にしようという気持ちを新たにしてくれます。
生きていることの素晴らしさ、愛する人との時間の尊さを、心から感じさせてくれる作品です。
『アバウト・タイム』は、ただの映画ではなく、人生と愛についての美しい物語であり、私たちの日々に新たな色を与えてくれるでしょう。
映画『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』はこんな人におすすめ
『アバウト・タイム』は、日常の小さな幸せを大切にしたいと考えている人に特におすすめの映画です。
この物語は、タイムトラベルという非日常的な要素を通じて、日々の生活の中で見落としがちな愛や家族の絆の大切さを繊細に描き出しています。
もし、心温まるストーリーと深い感動を求めているなら、この映画はまさに理想的な作品になるでしょう。
また、毎日同じことの繰り返しに退屈さを感じている人や人生の意味や目的を探求している人にも、『アバウト・タイム』は響くものがあるはず。
映画は私たちに、生きている毎日がいかに貴重で、かけがえのないものであるかを教えてくれます。
疲れていたり、慌ただしい日々に追われている人が、映画を通じて心の安らぎを見つけることができるでしょう。
もちろん、恋愛映画が好きな方にも、ティムとメアリーの甘酸っぱくも愛おしい関係は、きっと心を掴むはずです。
彼らの関係は、愛の多様な側面を描き、観る者に深い共感を与えます。
まとめると、『アバウト・タイム』は、人生の素晴らしさを再認識したいと思っている全ての人におすすめの映画です。
この映画は、ただのエンターテイメントを超え、心に残る深いメッセージを私たちに与えてくれるのです。
【まとめ】キュンキュンしたいなら恋愛映画の『アバウト・タイム』を観るのがおすすめ
『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』は、恋愛映画のファンはもちろん、家族愛に触れたい人にも強くおすすめします。
この映画は、ただのロマンスだけではなく、人生の深い真実と愛の多面性を美しく描き出しています。
ティムとメアリーの関係は、甘酸っぱさと共感を誘う愛情の物語を感じさせてくれるので、観る者の心に深く刻まれるでしょう。
一方で、映画は家族との関係にも焦点を当て、親子間の愛情や絆を感動的に表現しています。
家族愛の側面は、私たち自身の人生と深く繋がり、心に響くメッセージをもたらします。
これらの理由から、恋愛映画が好きな人に加えて、家族との関係に深い価値を見出したい人にも、この映画はおすすめです。
さらに、毎日同じことの繰り返しに退屈さを感じている人にとっても、『アバウト・タイム』は新鮮な視点を与えてくれます。
映画は、日常の繰り返しの中に隠された小さな奇跡や幸せを見つけ出し、生きる喜びを再発見する機会を与えてくれます。
タイムトラベルというユニークな要素を通じて、人生の価値や愛の意味を深く掘り下げ、観る者に心の安らぎを与えます。
『アバウト・タイム』は、心を揺さぶる恋愛の物語としてだけでなく、家族の絆や日々の生活を豊かにするためのインスピレーションとなり得る作品です。
キュンキュンしたい人、家族愛を感じたい人、そして日常の小さな幸せを見つけたい人に、心からこの映画をおすすめします。