この記事では、映画『あと1センチの恋』を鑑賞した感想を書いています。
ネタバレを含んでいるので、「具体的な内容はまだ知りたくない」という場合は、あらすじまで読んで戻るボタンを。
『あと1センチの恋』を観た個人ブログの映画レビューを読んでみたい場合は、先に進んで読んでみてくださいね。
映画『あと1センチの恋』の基本情報
作品名 | 『あと1センチの恋』 |
原題 | Love, Rosie |
映画監督 | クリスチャン・ディッター |
脚本 | ジュリエット・トウィディ |
原作小説 | 『愛は虹の向こうに』 |
著者 | セシリア・アハーン |
翻訳者 | 阿部尚美 |
出版社 | 小学館文庫 |
音楽 | ラルフ・ヴェンゲンマイアー |
撮影 | クリスティアン・ライン |
配給 | ファントム・フィルム |
製作国 | イギリス、ドイツ |
タイプ | 洋画 |
上映時間 | 104分 |
公開日(日本) | 2014/12/13 |
映画『あと1センチの恋』の登場人物・キャスト
登場人物 | キャスト | 日本語吹替 |
---|---|---|
ロージー・ダン | リリー・コリンズ | 藤村歩 |
アレックス・スチュワート | サム・クラフリン | 高橋英則 |
グレッグ | クリスチャン・クック | 時永洋 |
ルビー | ジェイミー・ウィンストン | 渡辺明乃 |
ベサニー | スキ・ウォーターハウス | Lynn |
サリー | タムシン・エガートン | 加藤美佐 |
フィル | ジェイミー・ビーミッシュ | 羽野大志郎 |
映画『あと1センチの恋』のあらすじ
ロージー(リリー・コリンズ)とアレックス(サム・クラフリン)は、幼い頃からの親友であり、人生の大部分を共に過ごしてきました。
2人は青春を共有し、夢を語り合う友達以上恋人未満の特別な関係を築いていました。
彼らの夢は、イギリスの小さな田舎町を離れ、ボストンの大学で新たな人生を始めること。
しかし、卒業パーティの夜、ロージーの人生は思わぬ方向に進んでしまいます。
クラスで人気の男の子との一夜の過ちが、妊娠という予期せぬ結果を招くのです。
この出来事がきっかけで、ロージーはアレックスとの約束を果たすことができず、地元に留まることを選択します。
一方、アレックスは夢に向かってボストンの大学へと旅立ちます。
12年間にわたり、ロージーとアレックスは互いの気持ちを言葉にすることなく、運命のいたずらに翻弄されながらも、近づいては離れていく切ない関係を続けます。
遠く離れた2人は、記憶のすれ違い、誤解、恋のライバル、読まれずにいたラブレターなど、さまざまな試練に直面します。
それぞれが新しい人生を歩み始める中で、彼らは運命がもたらすさまざまな変化に直面し、お互いの存在の大切さを再確認していくのです。
映画『あと1センチの恋』の予告編動画
「あと1センチの恋」は、2人のキャラクターが経験する甘く切ない恋愛と、人生の複雑な道のりを描いた感動の物語です。
友情と愛情が交錯する中で、運命のいたずらに翻弄されながらも、最後には真実の愛を見つけることができるのでしょうか。
このドラマティックな物語は、観る者の心を掴んで離しません。
映画『あと1センチの恋』の感想
映画『あと1センチの恋』は、私たちの日常に潜む「もしも」を描いた、切なくも心温まる物語です。
幼なじみであるロージーとアレックスの関係は、友達以上恋人未満という、誰もが一度は経験するかもしれない微妙な距離感を巧みに表現しています。
二人の間に流れる、言葉にならない深い絆と、ほんのわずかな勇気が足りないがために起こるすれ違いが、見る者の心を揺さぶります。
特に印象的だったのは、空港でのシーン。
一歩踏み出せばすべてが変わるかもしれない、その瞬間の二人の表情は、見ている私たちにもその重さが伝わってきます。
また、ロージーの家族や友人との関係も、彼女の人生の重要な一部として巧みに描かれていて、単なる恋愛映画を超えた深みを感じさせます。
この映画の魅力は、何と言ってもリアルな人間模様です。
ロージーとアレックスの選択は、時に理不尽で、時に甘く、そして時には痛切です。
彼らが歩む道のりは、まさに人生そのもの。
美しいが故に、不器用な二人の恋愛模様は、私たち自身の未練や後悔、そして希望を映し出しています。
特にロージーの成長は、この映画の核となっています。
彼女が経験するさまざまな試練は、見る者にとっても、自分自身を見つめ直すきっかけとなるでしょう。
そして最後に、彼女が取る決断は、私たちに大切なことを教えてくれます。
それは、「今」を大切にし、本当に大切な人との関係を大切にすることの重要性です。
映画『あと1センチの恋』は、単なる恋愛映画ではありません。
それは人生の中での選択、愛と友情、家族との絆、そして自分自身との向き合い方について、深く考えさせられる作品です。
ロージーとアレックスの物語を通じて、私たちは自分自身の人生を見つめ直し、一歩踏み出す勇気をもらえるのです。
映画『あと1センチの恋』はこんな人におすすめ
映画『あと1センチの恋』は、心に秘めた恋心を抱えている人、そして「もしも」の瞬間に胸をときめかせたい人に特におすすめの作品です。
この映画は、青春時代の甘酸っぱさや初恋の切なさを味わいたい人にもぴったり。
特に幼なじみや長年の友人との微妙な関係性に悩んだ経験のある人は、ロージーとアレックスのすれ違いに深く共感できることでしょう。
また、人生の選択に迷いや不安を抱えている人にとっても、この映画は勇気やヒントを与えてくれます。
映画の中で二人が直面する試練は、私たち自身の日常にも通じるもの。
苦しい時、選択に迫られた時、自分の心に正直になることの大切さを教えてくれます。
恋愛映画が好きな人、また人生の甘く切ない瞬間を楽しむのが好きな人にもおすすめです。
リアルな感情の動きと、ほろ苦い人生の選択が織りなす物語は、きっと心に残るでしょう。
そして、誰もが経験するかもしれない「あと1センチ」の距離感に、心を動かされるに違いありません。
【まとめ】キュンキュンしたいなら恋愛映画『あと1センチの恋』を観るのがおすすめ
恋愛映画『あと1センチの恋』は、胸がキュンキュンする瞬間を味わいたい人に特におすすめです。
幼なじみであるロージーとアレックスの、すれ違いながらも深く結びついた関係は、見る人の心に強く響くこと間違いなし。
この映画はただの恋愛映画ではなく、人生の複雑な選択や、失敗と成功、喜びと悲しみが交錯するリアルなドラマを描いています。
物語は、お互いの本当の気持ちを言葉にできずに時が流れてしまう二人の姿を通じて、時には切なく、時には甘酸っぱい青春の一コマを映し出します。
特に、二人が空港で再会するシーンや、最後にようやく距離が縮まるラストシーンは、観る人の心を強く揺さぶります。
この映画は、恋愛のもどかしさや、言葉にできない想いの重さを感じたい人、または恋愛映画の定番の展開を楽しみたい人にぴったり。
恋愛におけるタイミングの大切さや、素直な気持ちの大切さを改めて感じさせてくれる作品です。
また、幼なじみとの甘酸っぱい関係に憧れる人や、人生の選択に迷っている人にも、この映画は新たな気づきや勇気を与えてくれるでしょう。
『あと1センチの恋』は、恋愛の甘美さと複雑さを描いた、観る人の心に響く恋愛映画です。
キュンキュンしたい、恋の切なさを感じたい、そんな人には間違いなくおすすめの一作です。